再資源化を第一に
Recycling
産業廃棄物を受け入れて中間処理を行っています。その中で
再利用できるものと出来ないものを分別し、出来るものは、
リサイクルし、再資源化比率を高める努力を続けています。
受け入れた産業廃棄物は焼却処理、脱水処理、破砕処理、圧縮処理の中間処理を行っています。また塩素が基準値以下の廃プラスチック類や紙くず、木くず、繊維くずなどの廃棄物は固形燃料としてリサイクルしています。
廃棄物受け入れサービス
完全予約制
お持ち込みは完全予約制となっています。事前に搬入予約申込書に
・搬入希望日
・搬入予定の廃棄物の内容
・搬入量
・搬入車両と荷姿
などを記入の上、FAXでお送りください。一両日中に予約の可否をFAXで回答させて頂きます。搬入当日にその回答用紙をご持参ください。
※注意事項
持ち込まれる廃棄物の種類によっては受け入れができないものがございますので、事前にお問い合わせください。
マニフェストについて
マニフェストは、A票,B1票,B2票,C1票,C2票,D票,E票の7枚複写になっており、排出事業者、収集・運搬事業者、中間処理業者及び最終処分業者理によって保管する票が異なります。
記載事項には、排出事業者から出された廃棄物の種類やその処分方法、収集・運搬業者、中間処理業者、最終処分業者まで細かく記載されており、監督官庁への報告が義務付けられています。
排出事業者は、最終処分の完了後に返却されるE票の受取をもって、廃棄物処理の完了となりますが、排出してから最終処分完了まで概ね1ヵ月から2ヵ月かかっています。
産業廃棄物処分委託契約書について
上口リサイクルセンターで処理できる産業廃棄物の種類については基本的に排出事業者と弊社との間で処分委託契約書を交わしていただいてからの処分になります。作成について不明な点があればお問い合わせください。
証明書発行サービス
機密文書などの焼却や商品の破砕などが確実に処分されたことを証明する文書に押印するものです。詳しくはお問い合わせください。
各種処理方法とリサイクル
受け入れた産業廃棄物は許可を受けた処分方法により中間処理します。上口リサイクルセンターでは、以下の方法で中間処理を行っています。
焼却処理
焼却施設の概要は次のとおりです。
800℃以上の温度で廃棄物を焼却します。
処理能力 | 産業廃棄物の種類 |
20t/日 (10時間) | 紙くず、木くず、繊維くず、動植物性残さ 以上4種類 |
0.9㎥/日 (噴霧焼却) (10時間) | 廃油 以上1種類 |
6㎥/日 (噴霧焼却) (10時間) | 廃アルカリ 以上1種類 |
脱水処理
汚泥に凝固剤を混ぜ、固形物を沈殿させた後に脱水処理を
していきます。これにより汚泥は水と固形物(脱水ケーキ)
に分離され、固形物は燃え殻と同様に埋め立て処分されます。
処理能力 | 産業廃棄物の種類 |
9.9㎥/日 (8時間) | 汚泥(含水率85%以下のものを除く) 以上1種類 |
破砕処理
廃プラスチックはゴム製品で、硬質のプラスチック類や、
軟質でしかも塩分濃度が固形燃料を生産する上での基準値
を超えるものは破砕し、埋め立て処分となります。
処理能力 | 産業廃棄物の種類 |
4.9t/日 (8時間) | 廃プラスチック類、ゴムくず 以上2種類 |
圧縮処理
スチール缶やアルミ缶などの空き缶や小片金属などは圧縮
し、インゴットと呼ばれる金属の塊を生産します。その他
の長い板や棒状の金属は素材別に切断し、再利用できるよ
うに処理します。
処理能力 | 産業廃棄物の種類 |
10.3t/日 (8時間) | 金属くず 以上1種類 |
破砕・減容処理(リサイクル)
再生可能な廃プラスチック類、木くず、繊維くずを選り分け、
塩素濃度を測ってRPF (Refuse derived paper and plastics
densified Fuel の略称)で高品位の固形燃料を生産しています。
RPFの品質
品種\等級 | RPF-coke | RPF | 測定方法 | ||
- | A | B | C | ||
高位発熱量 MJ/kg | 33以上 | 25以上 | 25以上 | 25以上 | JIS Z7302-2 |
水分 質量分率(%) | 3以下 | 5以下 | 5以下 | 5以下 | JIS Z7302-3 |
灰分 質量分率(%) | 5以下 | 10以下 | 10以下 | 10以下 | JIS Z7302-4 |
全塩素分 質量分率(%) | 0.6以下 | 0.3以下 | 0.3超 0.6以下 | 0.6超 2.0以下 | JIS Z7302-6 |
(平成22年1月20日制定 日本工業標準調査会審議 日本規格協会発行)
処理能力 | 産業廃棄物の種類 |
91.9t/日 (24時間) | 廃プラスチック類、紙くず、木くず、繊維くず、ゴムくず 以上5種類 |
フローチャート
処理工程